ニュートンボーイズニュートンボーイズ20世紀初頭、人を一人も殺さず 当時アメリカ史上最大 300万ドルの列車強盗を働いた兄弟がいた。 ギャングという言葉の響きは 映画の中で魅惑的にさえ聞こえることがある。 悲劇的な最後を遂げたりすれば尚のことだろう。 ところがこのニュートン兄弟、 全員が70歳以上の天寿を全うする。 エンディングにはなんとご存命時の長男と末っ子が 軽妙なしゃべりを聞かせてくれるのだ。 人生、楽しそうである。憎めない。 凝りまくった映像に、魅力的な俳優陣、 ピカレスク映画としての醍醐味も十分ある。 巨匠の作品ほど手慣れた展開ではないが、 若い監督のならではの視点を堪能できる。 決して弱いものから盗まず 銀行だけを狙い、人を殺さず 自らも天寿を全うしたギャングたち。 死でクライマックスを迎えるのもいいが、 時に、当時の粋な時代背景を愉しみながら、 罪は罪として償い、 しっかりと生き抜いたギャングの物語も、 いいものなのである。 監督・脚本: リチャード・リンクレイター CAST:マシュー・マコノヒー(ウィリス)、イーサン・ホーク(ジェス)、 スキート・ウールリッチ(ジョー)、ビンセント・ドノフリオ(ドック) ジャンル別一覧
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